似鳥沙也加が明かす“見る側”から“やる側”への転機 30代で感じた「生きやすさ」

似鳥沙也加

インスタグラム発の“#インスタグラビア”で注目を集め、デジタル作品を中心に支持を広げてきた似鳥沙也加。最新電子作品『似鳥沙也加 ふれあ、/ふりる。』では、優しさとぬくもりをテーマに、新たな一面を見せている。その原点にあるのは、子どもの頃から抱いていたグラビアへの憧れだった。美容室のサロンモデルをきっかけに始まったグラビア風撮影、インスタに写真を載せたことから広がった活動、そして30代を迎えて感じている「生きやすさ」。グラビアを仕事にする前の話から、現在のセルフプロデュース、作品づくりとの向き合い方までを聞いた。

――最新作『似鳥沙也加 ふれあ、/ふりる。』は、どのような思いで臨んだ作品ですか?

タイトルの通り、すごく繊細な気持ちと優しさを込めて撮影に挑んだ作品です。いつも皆さんから優しさをいただいているので、それを少しでも作品という形でお返しできたらいいなと思いながら撮りました。

――衣装やシチュエーションもご自身のアイデアが色濃く反映されていると聞きました。

今回はタンクトップに汗がじわっと染みているような、暑さを感じるシーンを絶対にやりたくて。もう1つは、スカーフを巻いた上品な雰囲気のカットを撮りたかったんです。優しい世界観がベースにありつつ、そこに少し刺激的なシーンを混ぜることで、作品全体としての「ふれあ」「ふりる」らしさが出るんじゃないかと思って、編集さんやスタッフさんと相談しながら衣装を決めていきました。

似鳥沙也加
似鳥沙也加

――そもそも、グラビア自体を好きになったのはいつ頃からだったんでしょう。

小さい頃から、グラビアアイドルさんを見るのが好きだったんです。テレビや雑誌でよく見ていて、名前を挙げると吉木りささんがすごく好きでした。でも、その時点では、自分がグラビアをやるなんて全然思っていなくて「こんなにきれいな人がいるんだなあ」と憧れて眺めているだけでした。

――「見る側」から「やる側」にスイッチしたきっかけは何だったのでしょうか?

最初は本当に軽い気持ちで、美容室のサロンモデルをやったのがきっかけです。そのときにカメラマンさんに「ちょっとグラビアっぽく撮ってもらえませんか」とお願いしてみたんですよ。その写真をインスタに載せたら思っていたより反応をいただいて。そこから少しずつお仕事の話をいただくようになって「あ、もしかしたら本当にグラビアができるのかも」と意識が変わっていきました。

――初めて本格的なグラビア撮影に入ったときのことは覚えていますか?

もう、めちゃくちゃ緊張していました。「怒られないかな。ちゃんとできてるのかな」ってずっと不安で(笑)。顔も体も全部「作らないといけない」という意識が強くて、ポーズも表情も、何が正解なのか分からないまま必死でやっていた感じです。終わってもしばらくは「ちゃんとできていたのかな……」と考え続けていました。

――そこから少しずつ、今のように「楽しい」と感じられるようになるまでには、どんな変化があったのでしょう。

2nd写真集『Colon(コロン)』を出したときくらいから、グラビアに専念できる環境になっていきました。作品作り自体が楽しいと思えるようになったのも、その頃くらいからですね。

似鳥沙也加
似鳥沙也加

――グラビアをやっていて、自信に変わった瞬間はどんなタイミングでしたか?

「これで完璧に自信がついた」という瞬間があるわけではないんですけど、作品を出すたびに、頑張って作ったものに対して、ちゃんと感想を届けてくれる方がいるのを見て「続けてきてよかったな」と思えるんです。撮影前からずっと緊張していて、発売日までプレッシャーを抱えているんですけど、それでも「自分たちで納得できる作品にしよう」という気持ちでやり切ることで、少しずつ自信につながっていきました。

――撮影に向けた体づくりについても教えてください。普段から意識していることはありますか?

基本的には1年中ある程度は気をつけているんですけど、作品ごとに「こういうイメージで見せたい」という目標が決まると、そこに向けて体作りをします。ちょっとふっくらしていた方が合うと思ったら、あえて太る作業をすることもありますし、引き締めた方がいいと思えばトレーニングを増やしたり。体型を「作品の一部」として考えて、場所やコンセプトに合わせて調整しています。

――ちなみに、30代を迎えたことで表現面で変わったと感じることはありましたか?

30歳を超えてから、すごく「生きやすくなった」と感じるようになりました。昔は何をするにもガチガチだったんですけど、今は少し肩の荷が下りて、自分のペースをつかめるようになってきたというか。その変化は、表情やポーズにも少しずつ出ている気がします。余裕と言えるほど大きな変化ではないかもしれませんが「今の自分だから出せる雰囲気」が、ようやく作品にも反映され始めたのかなと思います。

――最後に、ご自身が考えるグラビアの「終わり」について教えてください。

私はあまり先のことを決めて動くタイプではなくて「何年後に辞めます」と逆算するような生き方は向いていないと思っています。今は「グラビアが好きで、見てくださる方がいる」という事実が1番大きいので、そのときどきでお見せできるものをしっかり出し切ることを大事にしたいです。

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